220万円の軽EVの保険料が、800万円のベンツと同じ。
そんな話が出回っていたので、損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索で実際に引きました。
※ 動画で示した料率クラスは参考純率上のものです。実際に適用されるクラスは保険会社ごとに異なる場合があるため、ご契約先へご確認ください。詳しくは下の「料率クラスについての重要な注記」をご覧ください。
BYD ラッコ(型式 CK66EAS / CK66EBS)は、対人・対物・人身・車両すべてクラス4。
軽自動車の7段階のちょうど中央で、ホンダ N-BOX と同じ、日産サクラより3段階低い数字でした。
では「ベンツ級」という数字はどこから来たのか。
同じ検索でBYDの普通車を引くと、ATTO3の車両保険クラスは16。
これは普通車の1〜17のスケールで、メルセデス・ベンツ Eクラスの17とほぼ並びます。
軽と普通車では、そもそも参考純率が別建てで作られています。
別の車の、別のスケールの数字が、軽に貼り替えられていた。これが結論です。
ただし、この動画はBYDを勧めるものでも、やめておけというものでもありません。
保険料より優先度の高い論点(CTB構造の修理性、補助金額の差、部品供給)も、
分かった範囲と分からなかった範囲を分けて扱っています。
■ 目次
00:00 「保険料はベンツ級」は本当か
01:06 この動画で分かること
01:55 BYDラッコという車の事実整理
04:08 型式別料率クラスという制度
05:52 ラッコの実際の数字
08:26 「ベンツ級」の数字はどこから来たのか
10:07 保険に入れないという話について
11:32 では、本当に確認すべきことは何か
13:51 補助金の保有義務期間
16:19 まだ分かっていないこと
17:47 結論
■ 料率クラスについての重要な注記
動画で示した料率クラスは、損害保険料率算出機構が算出した参考純率上のものです。
各保険会社は、これをそのまま使うことも、自社の商品設計に応じて修正して使うこともできます。
実際の契約に適用される料率クラスは、必ずご契約先の保険会社へご確認ください。
また、機構は「クラスが高い(数字が大きい)からといって、そのお車が危ない自動車である
ということではありません」と明記しています。
安全性能が同等でも、ユーザー層の違いなどでクラスが変わることがあります。
料率クラスは毎年見直されます。新たに発売される型式は発売日の翌月初めに追加され、
翌年分は毎年11月頃に掲載されます。
ラッコは発売されたばかりの新規型式で、事故データがないため中央値から始まっています。
今後の見直しで変動する可能性があります。動画の数字は2026年8月30日時点のものです。
■ 補助金についての注記
CEV補助金の処分制限期間と返納の扱いは、交付規程実施細則に基づく一般的な説明です。
個別のケースの取り扱いは、次世代自動車振興センターへ直接ご確認ください。
■ この動画で扱っていないこと
・実際の保険料の見積もり金額。料率クラスは保険料を決める要素の一つにすぎません
・特定の保険商品の推奨。加入先は必ずご自身で比較してください
・CTB構造の損傷時の具体的な修理費用。公表されていないため、金額は示していません
■ 主な出典
損害保険料率算出機構 型式別料率クラス検索
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/
損害保険料率算出機構 ニュースリリース(軽自動車の料率クラス3クラスから7クラスへ)
https://www.giroj.or.jp/news/2023/20230628_2.html
次世代自動車振興センター CEV補助金
https://www.cev-pc.or.jp/hojo/cev.html
次世代自動車振興センター 交付規程実施細則(処分制限期間・返納額・別表7)
https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R6ho_kouhukitei_saisoku.pdf
次世代自動車振興センター 銘柄ごと補助金上限額
https://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/R7ho/R7ho_meigaragotojougen_3.pdf
BYD RACCO 価格(Car Watch)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/2128282.html
SBI損保 BYD e自動車保険
https://faq.sbisonpo.co.jp/faq/show/5697?site_domain=faq_car
三菱倉庫 プレスリリース(BYD乗用車事業の物流受託)
https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/news/2023/20230112_01.html
■ 写真クレジット
BYD ATTO 3
Hubert Berberich (HubiB) / Wikimedia Commons, CC BY 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BYD_Atto_3_front-left.jpg
メルセデス・ベンツ Eクラス(AMG E 53・W213)
ハイパーアジア / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
この写真はCC BY-SA 4.0(継承)で提供されています。
なお動画内で示したEクラスの料率クラスは型式207361のもので、写真の個体とは型式が異なります。
■ 訂正について
誤りが見つかった場合は、固定コメントで訂正し、内容によっては動画を差し替えます。
出典の提示があるご指摘は歓迎します。
■ 制作
一次情報と比較図解で、車業界の異変を短時間で理解できるチャンネルです。
自動車販売の現場経験をもとに、数字で解説しています。
図表はすべて公表値から作成しています。
挿絵はAI生成で、実在する車種を特定できる描写は避けています。
ナレーションは音声合成(AivisSpeech / 阿井田 茂)を使用しています。
#BYDラッコ #軽EV #自動車保険 #型式別料率クラス #CEV補助金 #電気自動車