保険契約では、申込時に健康状態や事故歴を正しく告知しないと、後で「告知義務違反」として保険金が減額・不支払いになることがあります。たとえば、生命保険に入りながら持病の糖尿病を申告せず、数か月後に重い合併症で入院したケースを考えてください。請求時に医療記録を確認されると、申込書との矛盾が発覚して、保険会社は契約を取り消したり支払いを拒否したりできます。自動車保険でも、車の用途や違法改造の有無、運転歴に事故があったことを隠して契約すると、事故時の補償が認められないリスクが高まります。さらに、保険金請求で後から問題化するのは意図的な嘘だけでなく、記載漏れや軽く見すぎた判断ミスでも起こります。見え方が小さくても、過去の治療歴・既往症・通院、職歴や家族歴などは申込時に一つでも曖昧なら確認してから書くという姿勢が、最悪のトラブルを避ける一番確実な対策です。