モデル末期を迎えてなお、軽自動車販売台数でトップを走っていたN-BOXが3世代目へと進化した。初代から2代目のモデルチェンジはエンジンとプラットフォームという主要メカニズムを刷新するという大規模なものだったが、今回のモデルチェンジはかなり控えめ。エンジンは自然吸気エンジンのトルクをわずかに引き上げたのみで、ターボエンジンに変更はなし。ボディ関係も、材料の見直しで側面衝突性能を引き上げた他は、サスペンションのセッティング、タイヤ銘柄も含めて変更は加えられていない。これはもう、ビッグマイナーチェンジと呼びたくなるような内容である。