クランク軸に対して90度かつ等間隔に配置された二つのバランサーを内蔵し、並列2気筒エンジンに由来する様々な振動を効果的に抑制。微振動などのノイズがなく澄み切った乗り味で、路面の状況が良く分かるのがこのエンジン最大の特長です。また、270度クランクを採用したことで後輪のトラクション感覚やグリップが得やすいというのも大きなポイント。近年では各メーカーから様々な2気筒エンジンが発表されていますが、その上質さ、クリアな乗車感、扱いやすさという観点ではこのエンジンが最も優れていると感じています。
ということで、今回はスズキのGSX-8Rに試乗したのでそのレビュー前編(峠道編)をお送りします。