初雪でタイヤ交換が加速、需要増加
初雪が降るなど、冬への備えが本格化しています。
タイヤ交換は例年、11月がピークですが、2024年は早めに交換する車が増えています。
札幌市内のカー用品店。
平日にもかかわらず、タイヤ交換の車がひっきりなしに作業場に入ってきています。
10月21日の待ち時間は、一時100分の時もありました。
「今年は黒岳で初雪が降ったのが早かったので、例年よりも早めにという方が多い。」(カー用品店 店員)
さらに、10月20日に札幌市など各地で初雪が降ったことで、タイヤ交換の動きが加速しているといいます。
「この前の土曜日、タイヤが160本売れている。持ち込みの方も含めると100台近くをさばいていた」(店員)
予約はほぼ埋まり、当日対応も
こちらの店では、土日の予約は11月にかけてほぼ埋まっています。
ただ、当日枠も確保しているため、待ち時間が最大3時間から4時間になる可能性があるものの、対応は可能だといいます。
おすすめは今月の平日で、まだ予約可能な日もあるとのことです。
「(平日だと)飛び込みで来ていただいても対応はさせてもらうが、状況によっては待ち時間もあるので、事前に予約していただいた方がスムーズです」(店員)
タイヤ交換後の安全対策の重要性
また、こちらのお店では、タイヤ交換後、100キロ走行した後に無料でナットやタイヤの空気圧を点検しています。
2023年11月には、札幌市西区で軽乗用車からタイヤが外れ、当時4歳の女の子に直撃した事故も発生しています。
JAFによりますと、札幌市での脱輪に伴う出動依頼は2023年に157件あり、特に11月が25件と最も多かったということです。
例年、冬用タイヤへの交換が進むこの時期から脱輪が増える傾向にあり、安全を重視したタイヤ交換や点検が必要となりそうです。