ホンダがSUVラインナップに投入するWR-Vは、価格コンシャスなモデルである。
「ヴェゼル」とほぼ同じサイズで安いことが大きなウリなのだ。
できればスタンダードタイプの「X」に乗りたかった。
価格を抑えることができたのにはいくつか理由がある。
パワートレインは1.5リッター自然吸気直4エンジンにCVTの組み合わせのみ。
ハイブリッドは採用されず、駆動方式はFFで4WDの設定はない。
特に目新しい技術は盛り込まれておらず、飛び道具らしきものは見当たらない。
オーソドックスな仕立てのベーシックなモデルである。
ならば魅力がないのかというとそうではないのが面白いところである。