トヨタ・レクサスが「打倒中国EV」を掲げて全面刷新した新型レクサスES。ハリアーやRAV4、カムリと同じTNGA(GA-K)プラットフォームをベースにしながら、その中身は中国EVを徹底分析して互角の対抗馬を作りにいった意欲作でした。実車の内装・二列目の快適装備・操作系、そしてEV四駆モデル「ES500e」で都市高速を一周してきた試乗インプレをまとめています。
水平基調でシンプル、上質な素材を使ったインテリアは従来のレクサスとは一線を画す仕上がり。二列目はリクライニングに加えマッサージ機能・オットマン・電動リアシェードまで備わり、アルファードと張り合えるレベルの快適性を実現。ステアリングは物理ボタンとタッチを両立し、指の接触位置を検知する新方式。インフォテインメントはRAV4と同系のArene、操作時のみ浮かび上がるスイッチ、金属調の音量ダイヤル、ポルシェ風メタルシフター、電動開閉の充電ポートなど、質感とギミックも一新されています。
走りはEV四駆の「ES500e」に試乗。システム最高出力252kW(342PS)で0-100km/h加速は5.5秒と、踏めば300馬力オーバーの強烈な加速。バッテリーの重さ・強遮音ガラス・高剛性ボディがもたらす別次元の静粛性、重量の割に程よくクイックなステアリング、フラットで快適な乗り心地は、まさに中国EVセダンそのものの世界でした。WLTC航続は636km(ES350eは670km)。
新車価格は790万円〜(上級グレードは800万円オーバー)で、500万円台から買えるBYDシールとの価格差は大きいものの、「同等のクルマにレクサスの信頼性で乗れる」ことこそ最大の価値。EVのほか定番の直4ハイブリッドも選べます。次世代トヨタ電動車を先取りした一台を、ぜひ最後までご覧ください。
▼ブログではさらに詳しく解説しています
動画で触れきれなかった外観のスピンドルグリルやマークレビンソンの音質、疑似MTモードのパドルシフト、二列目マッサージの使い心地まで、ES500eの試乗インプレを文章でじっくりまとめました。動画と合わせてどうぞ。
【新型ES500e】”打倒中国EV”のためゼロから起こした新世代セダン #225台目
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