中古車販売会社の「ビッグモーター」が不正に保険金を請求していた問題で7月28日、国土交通省による全国一斉の立ち入り検査が行われ、高松市と倉敷市の店舗でも職員が立ち入りました。
午前9時頃、高松市東山崎町のビッグモーター高松店に四国運輸局の職員3人が入りました。保険金の不正請求につながる不適切な行為について、従業員に話を聞いたり工場内を確認したりして詳しく調べています。
ビッグモーターは香川県で4店舗ありますが、2021年に実施された修理について抽出した特別調査委員会の報告書では、高松店で不適切な行為と疑われる事案が57件あったとしています。
ビッグモーターはこれまでにゴルフボールを靴下に入れて車体にたたきつけるなどわざと車に傷をつけ保険金を不正請求するなど不適切な行為が指摘されています。
一方、倉敷水島店では中国運輸局の職員2人が訪れ、従業員への聞き取りなどを行いました。倉敷水島店では特別調査委員会から不適切な行為と疑われる事案が2021年に28件あったと報告されています。