日本はもちろん、世界的に定番化したSUV。
今ではセダンやステーションワゴンにとって代わり、多くの人々が常識的にSUVを選択している。
使い勝手の良さや広い居住性、目線の高いアイポイントによる視界の確保など、運転に対するストレスも大幅に軽減されるが、それもこれもSUVが一昔前とは違って、クルマとしての基本性能が大幅に向上したことが最大の理由だろう。
重心が高く見えるものの、今ラインナップされるほとんどのSUVは安定性が高く、安心感すら覚えるから自ずと定着してしまったというのが実情だと見ている。
そんな最中、マツダは思い切った戦略に打って出た。それが『CX-60』。
何しろ、FRプラットフォームに、マイルドハイブリッド式の直列6気筒ディーゼルエンジン、さらにトルクコンバーターレス8速ATを開発し、このCX-60を皮切りに今後車種展開を進めていくというのだ。