先頃生産終了が伝えられた「日産マーチ」の令和4年式モデルに試乗しましたのでそのレビューです。グレードは一番安価な「S」です。2010年に登場したこの4代目マーチですが、実際に乗ってみると車としての動力性能や燃費性能はかなり高いものを感じました。しかしながら居住空間やインテリアなどは狭くまた陳腐化してしまったのは否めないです。電気自動車生産の方向で経営の舵を切った日産としては早晩このような純ガソリン車は消滅する運命だったのかもしれません。E4系Maxのような愛嬌あるフロントデザイン。誰もが扱いやすいボディサイズ。タフで低燃費なHR12エンジン。12年の長きに渡って日産のAセグメントを支えてきた名車に今後新モデルが登場するのか気になるところです。
【試乗車情報】
型式:5BA-K13
エンジン:HR12(DOHC直列3気筒)
排気量:1.198ℓ
初年度登録:令和4年7月
走行距離:11103㎞
グレードS(バックカメラ連動ナビゲーション付き)